絶版本『私の処世・私の経営』/ 青木均一

日本の実業家、青木均一氏(東京電力社長・会長)の自伝


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逆境のうちにも希望は生れる。そこに新しい人生がひらかれる。若き日の筆者はいう『私は半年足らずして、胸中の悶々たる思いをぬぐいさることができ、再び世の中に希望を持つようになった。いままでは自己を主張しすぎて人にいれられなかった。こんどは人のいうことを聞くことによって、自分というものをうけいれられた。世の中とはこうしたものだ。』
(カバー表面に記載)
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販売ページ

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 本の情報
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ページ数:283ページ
出版社:実業之日本社
発売日:1960年
サイズ:w13.5 x h18.5 x d2 (cm)
言語: 日本語

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 本の著者略歴
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明治31年2月静岡県に生る。大正11年東京商大高商科卒業。ただちに東京毛織に入社、大正13年5月日本陶管に移り同15年9月取締役。昭和2年5月品川白煉瓦支配人となり取締役、専務を経て13年5月社長に就任、同34年会長となる。その間、内閣資源局専門委員、品川鉱業取締役、帝国窯業監査役、クローム煉瓦販売取締役、芦別炭鉱社長、品川企業社長、東日本耐火煉瓦工業組合、日本耐火煉瓦工業組合各理事長、常盤石炭監査役、日本耐火煉瓦統制社長、商工省能率委員会委員、中央価格形成委員会専門委員、内閣復興金融委員会委員、公職資格訴願審査委員、日本産業協議会常務理事、総合国土開発審議会委員、特殊会社整理委員会委員、国家公安委員長、失業対策審議会委員、公共企業体審議委員を兼ね、昭和26年5月東京電力取締役、同33年12月東京電力社長となる。現在東電社長のほか品川白煉瓦会長、日本証券金融、日本陶管各取締役、経団連、日経連各常任理事、日本工業倶楽部理事、如水会理事、関東経営者協会常務委員の要職にある。また財界きってのスポーツマン社長といわれ、そのスキー、野球、水泳の実力は広く知られている。

(『私の処世・私の経営』カバー裏面に記載。1960年刊行時の略歴)

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 本の目次
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まえがき

第一部

私の履歴書 / p3

満一才を祝う一貫斎の刀 / p3
浅草六区 / p6
青年の気あふれる寄宿舎生活 / p10
ほとばしり出た四斗樽の酒 / p14
新聞配達で心身鍛錬 / p18
一ツ橋の学生生活 / p23
毛織物王への夢 / p26
焼け出された関東大震災 / p30
新しい職場へ / p34
殺風景な土管の町 / p37
二十七才の取締役 / p41
伊藤社長の教訓 / p41
素人技術論の凱歌 / p49
思い出のストライキ / p54
金解禁のもたらした試練 / p70
二番目に安い株 / p73
首をかけた減資断行 / p77
豊かな時代 / p81
家を締め出された二・二六事件 / p85
平生さんの北支顧問 / p88
配当制限で海軍と対立 / p91
物動計画をめぐる交渉 / p97
疎開と開墾 / p103
クロムリー氏 / p109
行き過ぎた戦後の社会 / p112
復興会議の論戦 / p115
油断のならぬ政治家 / p119
アメリカ記者との問答 / p121
陛下の岡山工場行幸 / p123
訴願委員会の実情 / p125
国家公安委員会の思い出 / p130
労働組合万能の時代 / p134
政治についての考え方 / p136

品川再建の思い出 / p140
お金に困った話 / p145
苦労した二億円の税金 / p154

第二部

先輩を語る / p165

覇気満々とした伊藤多兵衛氏 / p165
偉大の人・平生釟三郎氏 / p174

友人を語る / p184

軍人ばなれのした石本五雄君 / p184
感銘を受けた新明正道君 / p191
万年青年・永野重雄君 / p200
豪快で細心な小川栄一君 / p205
一人の友人・内田量平君 / p211

私の人物観 / p227
おばあさんを背負って / p232
私の青年時代の読書法 / p236
生甲斐のある今日 / p243
大会社で伸びるには、小会社で伸びるには / p252
先輩から新入社員へ / p260
政治家諸君へ望む / p270
処世の信条・経営の信条 / p281

あとがき / p283

 

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 キハラの一押しポイント
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若い頃から筋の通った方で、初めは生意気だと押さえつけられていたようですが、結果を出すことで徐々に頼りにされ、出世の道をのぼっていったことがよくわかります。自らの力で素晴らしい出会いをつかみとっていったという感じです。戦前戦中の統制が厳しい時代によくこのような発想の方が生き延びられたなと思う一方、逆にこういう人だから良識のある人達から可愛がられていたのかもしれないと思いました。個人的に興味深かったのは、関東大震災真っ最中の描写。実際に被災し生還された方の実体験話はとても珍しいと思います。

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